
徳島県は4月6日、自然エネルギー導入などの温室効果ガス排出削減に積極的に取り組む県内の中小企業者を対象とした、低利の融資制度を開始した。
融資制度利用対象者は中小企業者であり、かつ県内に事業所を有し、原則として6カ月以上引き続き同一事業を営んでいる事業者。融資対象となる設備は、以下の通り。
- 自然エネルギー等設備
- LED設備
- リチウムイオン蓄電設備
- 次世代自動車
- 電動バイク、電動アシスト自転車
- 自家発電が可能な省エネ設備
- 高い省エネ性能を持つ冷凍・空調設備
- エネルギー管理システム
- 電気自動車充電設備
- 燃料電池自動車水素供給設備
- 省エネ設備
融資限度額は1億円
融資限度額は1億円。ただしメガソーラーなどは特別枠として2億円まで融資する。要件は、出力1,000kW以上の太陽光発電・風力発電設備、200kW以上の小水力発電設備。
利率は1.6%〜1.9%以内
融資利率は、返済年度と対象設備によって異なる。対象設備ごとの融資率等は次の通り。
- 利率1.6%以内(返済期間5年以内)上記対象設備の4~5
- 利率1.7%以内(返済期間10年以内)上記対象設備の1~3、6~11
- 利率1.9%以内(返済期間15年以内)「メガソーラー等特別枠」
上記の融資対象設備4、5、7~11については、環境マネジメントシステム取得者(ISO14001、エコアクション21、グリーン経営)、徳島県認定3Rモデル事業所である事業者のみへの適用利率。その他の事業者は、表示利率に0.2%が上乗せされる。
また、保証協会の保証を付けない場合、融資利率は+0.3%の上乗せとなる。なお、保証料率は0.62%以内。
地元金融機関などへ申込み
融資を希望する事業者は、取扱金融機関または徳島県信用保証協会に申し込む。取り扱い金融機関は阿波銀行(徳島県徳島市)、徳島銀行(徳島県徳島市)、四国銀行(高知県高知市)、香川銀行(香川県高松市)、徳島信用金庫(徳島県徳島市)、阿南信用金庫(徳島県阿南市)、商工組合中央金庫(東京都中央区)の7機関。
なお、それぞれに具体的な条件があるため、貸付金チラシを参照のこと。
【参考】