
太陽光発電パネルを75kW設置した新本社
植松グループの植松(静岡県沼津市)と植松建興(同)は、2月22日、ZEB(ネットゼロエネルギービル)の新本社ビルが、1月に完成したと発表した。この新本社は、3月10日・11日の2日間、一般公開される予定だ。
新本社ビルのエネルギー削減率は110%。建設にあたり、エネルギーの自給自足の実現をコンセプトとして設計された。竣工した新本社ビルは、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価認定において「ZEB」認定を取得した。
延床面積は1278.7平方メートル、木造2階建ての建物で、屋根上に太陽光発電設備を設置し、蓄電システムを導入。建物全体には高性能断熱材を多く採用している。また、高効率設備機器をエリア区分した空間ごとに設置することにより、基準一次エネルギー消費量を削減している。
さらに新本社では、働き方改革の一環として、どの場所でも仕事ができるフリーアドレスを導入。これまでの固定席では難しかった、部署間・会社間でのコミュニケーションの活性化やそれぞれの強みを活かした取り組みの推進を目指す。
なお、このフリーアドレス化により共用スペースが拡大された。食事ができるラウンジや、芝生や庭が見えるウッドデッキテラスも設置可能だという。
同グループは静岡県東部で建築資材商社、製造業、建設業を展開する事業者。同グループは、3月10日(土)・11日(日)に、完成した新本社披露会も兼ねて「植松グループ感謝祭」を開催する。
この感謝祭は新本社の見学ができ、建材メーカーの展示や飲食提供が行われるほか、野菜の詰め放題やマグロの解体ショーなどイベントも実施される予定だ。
植松グループ新本社概要
建設地
静岡県沼津市西沢田200-1
構造
木造2階建て
延床面積
1278.7平方メートル
BELS評価認定
「ZEB」
再生可能エネルギーを加えたエネルギー削減率
110%
特徴
建物全体に高性能断熱材を多く採用。また、高効率設備機器をエリア区分した空間毎に設置することにより、基準一次エネルギー消費量を削減。
さらに、再生可能エネルギーである太陽光発電と蓄電システムの導入により、自給自足の建物が完成。削減率は110%を達成。