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エネ合補助金の効果を左右する「エネマネ事業者」、2018年度の登録開始

石川県、省エネ住宅の新築・購入・改修に補助金10万円 太陽光発電は対象外

石川県は、住宅の省エネ化を促進するため、省エネ性能の高い戸建住宅の新築・購入・改修を支援する「エコ住宅整備促進補助金」の申込み受付を開始した。補助金額は一律10万円。

補助対象者は、「いしかわ家庭版環境ISOエコファミリー」に認定されている人(認定見込者を含む)。補助要件は、石川県内で自ら居住するための戸建住宅であることや、石川県版住宅の省エネ性能評価制度「いしかわ住まいの省エネパスポート」において、省エネ性能が最高ランクの5つ星の評価を受けていること。

なお、エコファミリーは県が用意した取り組みシートにて、省エネ・省資源・ゴミ削減計画を立て3カ月間実践したあと、実績を報告することで認定される。計画・報告・認定申請は、スマートフォンやパソコンからも行うことができる。

また、補助要件は、下記も含め、すべての条件を満たす必要がある。

  • 2018年1月1日から12月31日までの間に工事が完成すること
  • 国の補助金の交付を受けていないこと(一部併用が可能な場合あり)
  • 改修については、2012年3月31日以前に竣工した住宅で、施工などに要する費用の総額が200万円以上(太陽光発電システム、ウッドデッキ、カーポート、植栽など屋外付帯工事を除く)であること

申込み期限は要チェック

申込み期間は2018年12月31日(消印有効)まで。申込みは建築確認済証発行日から30日以内に行うこと。

ただし、建築確認が不要な地域の場合は、工事届の届出日から30日以内、建売住宅や建築確認を必要としない工事の場合は、契約締結日から30日以内に申込みを行う。また、建築確認済証発行日などが2018年3月31日以前の工事に限り、6月30日まで申込みを受け付けている。

いしかわ住まいの省エネパスポートについて

石川県では、エコ住宅の建設・省エネ改修にかかわる設計・工事が適切に実施され、エコ住宅の普及を図るため、いしかわ住まいの省エネパスポート制度を導入している。

この制度は、住宅の省エネ性能を、建物の断熱性能や暖冷房設備の性能などから1つ星~5つ星の5段階で評価し、年間に必要となる概算のエネルギー量を表示するものだ。また、これらの知識・経験を有する人を「石川県エコ住宅アドバイザー」として認定している。

省エネパスポートは、このアドバイザーのうち所定の講習を受講した人が発行することができる。なお、新築・建売購入と改修では、パスポートの評価内容が異なるため、「石川県エコ住宅アドバイザー」に確認するよう呼びかけている。

いしかわ住まいの省エネパスポート

【参考】

記事出所: 『環境ビジネスオンライン』 2018年4月6日 出典

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