大阪府は4月13日、初期費用ゼロでの省エネ設備改修を希望する府内中小事業者等を公募すると発表した。
この事業の名称は「おおさか版イニシャルゼロ省エネ設備改修マッチング事業」。大阪府と大阪市が共同で設置した「おおさかスマートエネルギーセンター」が実施する。
事業内容は同センターが、初期費用ゼロでの省エネ設備改修を希望する府内事業者と、リース・レンタル・割賦などの方法でその支援を行うサポート事業者のマッチングを行うというもの。
マッチングが成立した事業者は、省エネ設備改修の効果により月々のエネルギー費用を削減できる。対象となる設備は、照明設備(LEDなど)、空調設備、生産設備、ボイラ、エネルギーマネジメントシステムなど。
料金体系は、設備改修サポート料+設備維持費
初期費用をゼロにできるのは、設備改修を受ける事業者が初期費用の代わりに「設備改修サポート料」を月々支払うという仕組みによるもの。
このサポート料は、設備の種類や契約期間により設定される。設備改修による光熱費の削減が大きければ、月々の光熱費削減分で賄える場合もあるという。なお、事業者が初期費用を負担した場合と同様、この仕組みでも設備維持費は必要だ。
サポート事業者は現地調査や設備改修提案を行った後、中小事業者などとの間で直接契約を交わす。4月11日時点でのサポート事業者は、以下の4社。
- エネテック大阪(大阪府堺市)
- 三井住友ファイナンス&リース(東京都千代田区)
- 関電エネルギーソリューション(大阪府大阪市)
- GNE(東京都渋谷区)
今後新たに登録したサポート事業者については、大阪府環境農林水産部エネルギー政策課ホームページで確認できる。
マッチング事業の申し込みは、同日より随時受付している。申込みは、同意書に必要事項を記入の上、おおさかスマートエネルギーセンターまでメールまたはFAXで送付する。事業の詳細については大阪府のホームページを参照のこと。
【参考】