
東京都は4月19日、上新電機(大阪府大阪市)、ノジマ(神奈川県横浜市)、ヨドバシカメラ(東京都新宿区)の3社と家庭向けの省エネ対策で連携すると発表した。
その第1弾として、3社は白熱電球をLED電球と交換する東京都の事業に参加・協力する。同事業は上新電機5店舗、ノジマ33店舗、ヨドバシカメラ8店舗において、2018年4月21日(土)から7月9日(月)まで実施される。
都と3社は、今後その他の連携する取り組みについて具体的内容を協議した上で実施していく。
家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業とは
東京都の「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」は、参加協力店が、白熱電球2個以上とLED電球1個を交換し省エネアドバイスを行うもの。事業期間は2017年7月10日から2018年7月9日まで。
東京都は、この事業で100万個のLED電球を用意しているが、2017年7月10日から2018年4月15日までの交換実績は233,257個で、約23%にとどまる。
当初は、店舗面積が500平方メートル以下などの要件を満たす地域の家電店(参加協力店)を募集し、そこで交換を受け付けていたが、2018年3月にヤマダ電機(群馬県高崎市)とも連携を開始した。
この事業は、都内のエネルギー消費量の約1/3を占める家庭部門の省エネ対策を推進することを目的としている。東京都は、60Wの白熱電球100万個がLED電球に換わると年間で約23億4000万円の電気料金の削減、約4.4万トンのCO2排出量削減効果があると試算している。
【参考】
- 東京都 - 上新電機、ノジマ、ヨドバシカメラとの家庭の省エネルギーに関する協定の締結について
- 東京都のLED照明交換事業、達成率約20% テコ入れでヤマダ電機が提携(2018/02/26)