長野県は4月18日、節電・省エネに積極的に取り組む「信州省エネパートナー」への登録事業者の募集を開始した。募集期間は、2019年3月29日まで。
この事業は、節電・省エネルギーの取り組みを進める観点から、自らの事業所等における率先的な節電等の取り組みと県民への節電等の普及啓発の取り組みを行う意欲的な事業者を募集し、「信州省エネパートナー」として登録するもの。
登録された事業者には、登録証が交付される。また、その取り組み内容等について、県ホームページへの掲載や各種広報媒体への情報提供等など県民に向けたPRが行われる。
具体的な取り組み設定が求められる
登録条件は、信州省エネパートナー登録基準で設定されている次の項目のうち、2つ以上を選択し、具体的な目標の設定や節電・省エネルギーに向けた取り組みについて、各項目につき1つ以上実施すること。
事業所内における電力の削減数値目標の設定
例:電力使用量を前年比○%(約○kWh)削減、一般設備(照明・空調など)関連で、電力使用量を前年比○%(約○kWh)削減、契約電力量を前年比○%(○kWから○kWに)削減など
事業所内における取組・事業活動を通じての取組
例:白熱灯をLED照明に交換、空調の設定温度・湿度・外気導入の見直し、デマンド監視装置の導入による「使用電力の見える化」・契約電力の低減など
県民に対する普及啓発活動
例:この事業で交付した「登録証」の掲示を通した社内外への周知、展示スペースや掲示板の活用するなどした節電・省エネ関する情報提供、「家庭の省エネ診断制度構築事業」の普及啓発など。
応募資格は、長野県内に事業所があり、「信州省エネパートナー登録基準」に掲げる省エネ活動に取り組む事業者。事業者団体としての応募も可。募集締め切りは2019年3月29日まで。登録を希望する事業者は、応募様式などの必要書類を揃え、長野県環境部 環境エネルギー課宛てに持参または郵送する。
なお、4月18日時点では、ヤナギサワ電機(長野県長野市)、北陸コカ・コーラボトリング(富山県高岡市)など33の事業者が登録している。