香川県は、県内中小企業などの競争力強化とエネルギー関連産業の育成を図るため、省エネ設備投資費用の一部を補助する「中小企業等エネルギー使用合理化設備等導入支援事業」の2次募集を、2018年6月25日(月)から開始する。申込受付期間は、2018年7月6日(金)まで。
補助対象は、県内に本社を置く企業などが開発・生産・施工する省エネ設備などを導入する事業。
同補助金の申請ができるのは、県内の中小企業者など(個人事業者、医療法人、社会福祉法人、事業者で構成される組合などを含む)。ただし、大企業や、2013年度から2018年度に同補助金の交付を受けた事業者は対象外。
補助金の概要は下表のとおり。
A類型 | B類型 | |
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補助対象事業 | 県内に本社を置く企業が開発、生産した省エネ設備など(要件あり)の導入 | 県内に本社を置く企業などが施工する省エネ設備(要件あり)の導入 ただし、LED照明を除く |
補助対象経費 | 設計費、設備費、工事費の計300万円以上(税抜) | 設計費、設備費、工事費の計300万円以上(税抜) |
補助率 | 1/2以内 | 1/3以内 |
補助額 | 150万円(定額) | 100万円(定額) |
補助要件
省エネ設備などの導入は、下記の(1)、(2)のいずれかに該当することが要件だ。
(1)稼働中の既存設備に対し、10%以上の省エネ効果が見込まれる省エネ設備などへの更新
- LED照明(A類型のみ対象)
- 省エネ型の生産設備、空調設備、冷凍冷蔵庫、給湯設備 など
(2)その他エネルギー使用を合理化する設備の導入
- 燃料電池システム
- 自家消費を目的として導入する自家発電設備
- 「固定価格買取制度(FIT)」を利用しない自家消費を目的として導入する再生可能エネルギー発電システム
- 蓄電池部、インバータ、コンバータ、パワーコンディショナなど電力変換装置を備えたシステムとして一体的に構成された蓄電池システム
- 事業所内のエネルギー使用状況を監視・計測し、導入拠点や遠隔での「見える化」を図り、空調や照明設備などの接続機器の制御やデマンドピークを抑制するエネルギー管理システム(EMS) など
なお、A類型は600万円、B類型は200万円の予算枠を設け、補助金交付申込額がこの予算枠に達しなかった場合、残額はもう一方の類型区分の予算枠に合算される。補助金交付申込額が予算の範囲(800万円)を超える場合は抽選。
申込受付期間は7月6日(金)まで。申込方法は、申込書類一式を郵送か持参にて、香川県商工労働部産業政策課 ものづくり振興グループに提出する。
記事出所: 『環境ビジネスオンライン』
2018年6月20日
出典