広島県広島市は2月22日、市内の道路照明灯をLED化するため、シェアード・セイビングス契約によるESCO事業者の募集を開始した。選定方法は公募型プロポーザル。提案書受付期間は3月28日(木)から4月3日(水)まで。
この「広島市道路照明灯LED化ESCO事業」は、市内の道路照明灯約23,500基をLED化するもの。ただし、防犯灯、デザイン照明灯、トンネル照明灯は対象外。
ESCO事業のサービス期間は、2020年4月1日から2030年3月31日まで。事業費限度額は22億9000万円(税込み)。
事業者は現地調査から設備の維持管理、省エネ計測などを実施
事業者は、次の各種サービスを提供する。
- 現地調査
- 電力契約照合、電力契約申込、共架申請
- 道路照明灯管理システム(GISシステム)のデータベースの構築
- 道路照明灯管理プレートの設置
- ESCO設備の設置に関わる施工計画の策定と、施工・施工管理
- 既設道路照明灯のリサイクル・廃棄処分
- ESCO設備の維持管理・保証(無償修繕など)
- 省エネルギー量の計測・検証
- 道路照明灯の所有権の帰属
- その他
元請けとして12,000灯以上の実績が条件
応募可能事業者は単独企業またはグループ(複数の企業体)。ESCO提案提出後において、事業運営を目的とした特定子会社等を設立することも可能とする。ただし、設立条件などに関しては、同市と協議したうえで合意を得る必要がある。
また、応募者資格としては、参加表明書提出時に、2017年度・2018年度広島市建設工事競争入札参加資格者(工事)の所在区分「市内」に登録されている者であること。防犯灯、道路照明灯、公園灯にかかわるESCO事業または10年以上の長期リース業務で、元請けとして12,000灯以上の実績があることなどが求められている。その他詳細については募集要項を参照のこと。なお、グループでの応募の場合、応募者の構成員(ESCO事業などについては少なくとも1社)が、募集要項に規定する要件を満たすことが必要だ。
提案受付期間は、3月28日(木)から4月3日(水)まで。提出方法は持参による。審査の結果は、5月中旬に応募者に文書で通知される。
【参考】