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国立科学博物館・光と音の演出へ水素エネ供給 東京都、創エネ・あかりパーク

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東京都は10月17日、東京都と民間団体などで設立したTokyoスイソ推進チーム水素エネルギー見える化実行委員会が、「創エネ・あかりパーク2019」に参加すると発表した。

水素エネルギーをテーマとした国立科学博物館の特別プロジェクションへ水素エネルギーによる電力供給を行うほか、会場内に出展する展示テントでは楽しみながら水素エネルギーについて学べる展示などを実施。都民へ向けて、水素エネルギーを活用する未来が近づいていることを知ってもらうことで、普及のきっかけとしていきたいとしている。

再エネ・創エネ・省エネを学ぶ「創エネ・あかりパーク2019」

「創エネ・あかりパーク」は、世界的照明デザイナー・石井幹子氏のプロデュースによる、未来に向けたエネルギーとあかりのイベントだ。再生可能エネルギーを中心に、日本の新しい創エネ・省エネ技術と最新の光技術を組み合わせ、明るい未来を体感できる美しく楽しい光のイベントとして、さまざまな展示を通して、再エネ・創エネ・省エネについて学ぶことができる。

また、電気を有効に用いた光のインスタレーションを行うと同時に、ライブ・イベントが行われる。

開催概要は、以下の通り。

日時:10月31日~11月4日
   各日13時00分~20時00分(11月4日のみ18時00分終了)
※特別プロジェクションは17時00分以降開催(上映時間は約5分。イベント終了時間まで繰り返し上映)

会場:特別プロジェクション:国立科学博物館正面
メイン会場(展示テントでのPRなど):上野恩賜公園 噴水広場

国立科学博物館での特別プロジェクション

石井幹子氏のプロデュースにより、国立科学博物館正面玄関壁面で水素エネルギーをテーマとした特別プロジェクションが実施される。この特別プロジェクションに、国立科学博物館近傍に設置した燃料電池自動車で発電した電気を供給する。

燃料電池自動車による発電には、国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所において、太陽光発電によるエネルギーで水の電気分解により製造した「福島県産CO2フリー水素」も活用。この福島県産CO2フリー水素は、国立研究開発法人産業技術総合研究所福島再生可能エネルギー研究所とふくしまハイドロサプライの協力により、提供されている。

展示テントでのPRなど

メイン会場の上野恩賜公園噴水広場では、Tokyoスイソ推進チーム水素エネルギー見える化実行委員会のテント出展と燃料電池自動車の展示を実施する。燃料電池自動車の内部構造が分かるカットモデルの展示、水素エネルギーを楽しみながら学べるインタラクティブゲーム・実験教室の実施など、身近な場面で水素がエネルギーとして活用されていることを楽しみながら学べる展示などを実施する。併せて福島県内の水素エネルギーに関する取組なども紹介する。

入場は無料、事前申込も不要。

官民連携で水素エネルギー見える化に取り組む

東京都では、世界の大都市として2050年にCO2ルギーの普及に向けた取り組みを推進している。水素エネルギーの普及に向け、民間企業や都内自治体などと発足した「Tokyoスイソ推進チーム」では、2019年度と2020年度に、「水素エネルギー利用の見える化」を実施することを掲げている。

この実施に当たって、Tokyoスイソ推進チーム加入団体のうち、見える化の趣旨に賛同する団体の参加のもと、見える化の実施に必要な企画・運営を行う「Tokyoスイソ推進チーム水素エネルギー見える化実行委員会」を設立し、取り組みを実施している。参加団体数は36団体(発表日時)。

             
記事出所: 『環境ビジネスオンライン』 2019年10月21日 出典

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